外科看護師に興味のある内科看護師へ

内科で働く看護師ならば、外科と内科の違いはなんとなく理解しているかと思いますが、今一度確認しておきましょう。外科と内科の大きな違いは、「手術をするかどうか」です。内科では薬などを用いて身体の内側から治療を行います。一方、外科は手術で直接患部にアプローチします。ただし、最近は外科と内科の垣根を越えて治療を行う医療機関も増えてきました。それぞれの専門性を活かしながらスムーズに治療を行うために、複数の診療科が統合されています。

内科で働く看護師にとって、外科看護師の仕事内容はイメージしにくいかもしれません。まず、外科は手術によって患者の弱った部分の補強や患部の切除を行うことを目的としています。患者の状態に応じた適切な判断が必要なため、内科よりもスピード感が求められる現場です。診療科によっては、がんによって機能を失った器官を人工的な器官に変更する手術を行うこともあります。近年、がん治療の需要が伸びているため、そこで働く看護師の需要も伸びていくことが予想されます。

外科の経験がない看護師にとって、外科看護師への転職はハードルが高く感じるかと思います。しかし、経験がなくても転職することは可能です。採用担当者に自分の熱意を上手くアピールしましょう。外科の特徴として、「最新医療を学べる」「急性期医療に携われる」「患者さんの回復をサポートできる」などが挙げられます。これらの特徴に、自分なりの志望動機を結び付けてください。外科の経験がない看護師向けの例文も紹介しています。