外科看護師の具体的な業務内容


一般外科と専門分科

一般外科では幅広い治療を行います。専門分科を設けている病院の場合は、一般外科で診察を行った後に、必要に応じて専門分科に案内されるケースが多いようです。専門分科は一般外科よりも範囲が狭く、より専門的な治療を行います。病院によっては20種類以上の専門分科を設けていることもあります。専門分科で働く場合は、各診療科の専門的な知識や技術が求められます。

外来の場合

外来の外科看護師の主な仕事として挙げられるのが「診察の優先順位の判断と診察室への案内」です。外来には様々な状態の患者が訪れます。病状の経緯やその時の状態を確認した上で、優先順位の高い患者から診察室へ案内します。軽度の症状であれば少しの間待ってもらうこともできますが、呼吸困難・歩行困難などの緊急性が高い症状の場合、優先的に処置を施す必要があります。そのため、臨機応変な対応が求められます。緊急性の高い患者が訪れた際には、速やかな処置を行うために看護師自らが状況判断を行うケースもあります。
また、「処置・診療の介助」を行います。医師がスムーズに診察や診療を行えるよう、あらゆる角度からサポートします。例えば、歩行困難な患者への移動補助や、消毒液やガーゼなど患者の処置に必要な物品の準備が挙げられます。細かな気遣いが求められる仕事です。

病棟の場合

外科病棟に勤める看護師の仕事としてまず挙げられるのが、「入院患者のバイタルサインの確認」です。入院患者は状態が不安定であることが多いため、幅広い治療方法の知識と臨機応変な対応力が求められます。患者の状態に応じてバイタルサインの確認を行う回数も異なるため、もし異常が見られた際には素早く対処しなければなりません。基本的に医師の指示に基づいて検査を行いますが、検査のサポートだけではなく結果の数値を確認し、異常がないかどうかを判断する必要があります。
また、「手術前後の患者のケア」も行います。病気やケガを抱える患者やそのご家族は不安を感じています。不安定な精神状態に陥っている患者やそのご家族に対し、可能な限り不安を取り除くためのケアを行います。最も身近な存在である看護師だからこそ、強く寄り添う姿勢が求められます。手術後は状態が変化しやすいので、小さな変化にも気付ける観察力が必要です。
「入退院の準備」も重要な仕事の1つです。入院患者は日々入れ替わるため、外来の看護師と上手く連携する必要があります。患者やそのご家族に対しては、退院日のお知らせや退院後の生活のアドバイスを行います。
以下に、より具体的な外科看護師の仕事について学べる書籍を紹介します。該当の診療科で働く看護師はぜひ参考にしてください。